「イリア」大陸で広がる英雄たちの「ドラマ」がやってくる。
ネクソンは12月20日ソウルで「マビノギ」製作発表会を開き、5番目のチャプター「THE DRAMA:イリア」のコンテンツと今後のアップデート日程を公開した。2010年「シェイクスピア」から2年ぶりに公開された「マビノギ」新規チャプター「THE DRAMA:イリア」はイリア大陸を背景に「ルエリ」と「ミリア」、「シャマラ」など主要キャラクター間の葛藤と感情をドラマ形式で紐解いていく物語だ。
「マビノギ」のファン室長は「THE DRAMA:イリア」の紹介の前に「マビノギが出てから8年という年月が流れた。ネクソンの代表的なMMORPGである「マビノギ」はメインストリームをずっと提供してきてたくさん愛されてきた。」と言いながら「これから5番目の物語である「イリア」を紹介することができて嬉しい。既存の叙事形の物語と違って「THE DRAMA」はタイトルに相応しいキャラクター中心のストーリに構成された。これからもマビノギに多くの声援をお願いする」と述べた。
「THE DRAMA:イリア」のもっとも大きな特徴は物語の構造が変化したことだ。これまで「マビノギ」で見せてきたストーリが「神々の戦争」と言う重い主題と叙事詩的な物語を扱ったのなら、「THE DRAMA:イリア」は各々のキャラクターたちがストーリの中心となって物語を紐解くドラマ形式を採択している。
ファン室長はこれに関して「今までのようにもっと大きく、重く、壮大な叙事詩を作るより、今まで「マビノギ」の中であってきた人物たちをもっと詳しく探っていき物語としても面白いドラマを作ろうとする趣旨から出発した」と企画の趣旨を明かした。
今までの「マビノギ」のメインストリームが大規模のファンタジー映画というのなら、「THE DRAMA:イリア」は些細なエピソードがつながっていくファンタジードラマといえる。「THE DRAMA:イリア」では過去「マビノギ」メインストリームで登場した「ルエリ」などこれまでベールに隠されていた人物たちが再び登場し興味津々なストーリを語っていく予定だ。
人物関係
シャーマン(封印を守るもの):アクール、シャマラ、ミリア
ルエリ
クェーサル(封印を壊すもの):黒い竜騎士、ブラックドラゴン、ホワイトドラゴン、クェーサル
ファン室長は「イリア以降も様々なタイトルのドラマがマビノギに登場できる。これからもチャプターの概念よりドラマの概念でストーリを構成しアップデートする計画である。ドラマのようにゲーム内で物語を見て、公式HPと「マビノギ」モバイルアプリを通じもっと詳しい設定や裏話を見ることができる」と説明した。
新規のストーリの投入とともにコンテンツのアップデートも行われる。イリア大陸を基盤としている「ジャイアント」と「エルフ」の地域にそれぞれ新しい鉱山が追加される。「ジャイアント」側の鉱山である「ヒルウェン」鉱山では「最強の金属」が生産され、「エルフ」側の鉱山である「シリエン」では「魔力の集合」が生産される。これらの鉱山で生産される鉱物でこれまで「マビノギ」になかった新しい装備が製作できる。
イリア大陸の時間変化による地形の改善もなされる。エルフの拠点である「フィリア」の建物の形の改善はもちろん、各地域の地形も時間の流れによって細かく変化しアップデートされる。
新しい形のフィールド「レイド(RAID:大規模の狩り、フィールドボス的なものを狩ること)」も追加される。「THE DRAMA」初期に追加される「ドラゴン軍団レイド」はレイド地域に入ると自動的に各々のキャラクターに才能に会ったクエストが与えられレイドに参加できる。
戦闘才能の秀でたキャラクターにはダメージディーリングを、治癒の才能に秀でたキャラクターにはヒーリングを要求するなどのクエストが与えられ、戦闘に直接参加しなくても自分の才能を活用するだけで経験地とアイテムを獲得することができる方式である。
銃器の形の新しい武器とともにそれにあった新規の才能も追加される。「THE DRAMA」後半のアップデートとともに公開される新武器は銃器の形の武器で簡単なコントロールだけで敵と戦うことができることが特徴だとファン室長は紹介した。
「マビノギ-THE DRAMA:イリア」は12月28日午後9時に第1エピソード「始まった運命:悪霊」を始めに順次にアップデートされる予定だ。毎週金曜日午後9時にそのストーリが開放される形でアップデートされていき、ストーリのアップデートとともに様々な新規コンテンツが一緒に投入される。「マビノギ-THE DRAMA:イリア」 についての詳しい情報はマビノギ公式HP(http://mabinogi.nexon.com 韓国)を通じて確認できる。
Q&A
「THE DRAMA」のコンテンツはゲーマーたちが具体的にどのように体験することになる?
「THE DRAMA」はドラマの形を採用した状態で劇や目に見えるストーリ画面をドラマに因んでドラマの演出を用い製作した。ドラマに出てくるキャラクターの台詞と映像を交差編集する形でゲーマーができるだけ自然なドラマの形を感じられるように製作した。
「THE DRAMA」のクエストを受けるとドラマ形式に構成されたオープニングが出て、一般的なクエスト進行方式に進むことができる。途中で挿入される映像にもドラマの形式を適用し、それぞれの物語に「ボス」に値する敵もいる。連続したクエストで物語を構成したと見ていいと思う。
「THE DRAMA:イリア」は「マビノギ」以前のストーリが分からないゲーマーには難しそうだ。どういう配慮をしているのか?
たくさん悩んだ部分だ。「マビノギ」のストーリがかなり進んだ状態でいくら新しい物語を作るとしても過去の話を取り入れないわけにはいかないので以前のチャプターのすべての物語をダイジェストに映像と一緒に読めるコンテンツを開発中である。現在半分くらい完了した状態で、一部は「マビノギ」公式HPにアップしといた。映像を見るような感覚で見れるよう準備中だ。「マビノギ」モバイルアプリとゲームの中でも見れるよう準備している。
毎週新しい物語を公開すると聞いたが、どれくらいの分量なのか?
一週間負担のなく楽しめる分量だ。ちょっと無理して楽しむのなら4~5時間程度だ。一度クリアしたらゲーム内でまた繰り返してみることもできる。
もし、「THE DRAMA」のエピソードを繰り返しプレイしたら、それなりの褒章はあるのか?
各エピソードが終わるときには「キーアイテム」を得ることができる。「キーアイテム」の重要度や価値によって繰り返しプレイしないと取得できないものもある。2度目以降のプレイからはそのエピソードにより映像のスキップもしくは特定の話まですぐ進行できる機能を提供するつもりだ。
「THE DRAMA」のエピソード製作方向はどのような方向に進行するのか?
ドラマの形式を採用したため、開発するほうの立場としては一週間で数時間のコンテンツを作り出すことは用意ではない。製作方式もドラマのものを借りてくるかもしれない。台本が言ったり来たりする形で進行するのではないだろうか(笑)
話の最後の部分を開けた状態で出発するのでその時の社会的イシューをドラマに入れる用意もある。ゲーマーたちの意見によって最小のストーリとは違うエンディングになる可能性もある。本当に人気がなかったら打ち切りもありえる(笑)とりあえず、いろんなチャレンジをしてみるつもりだ。
既存のチャプターを進行していない「マビノギ」のゲーマーたちのためにスキップ機能を提供するつもりはないのか?
先日2012年3月「女神降臨」のアップデートをするときストーリを分かりやすく、早く楽しめるように整理した。以後のストーリもスキップではなく、新しく「マビノギ」に入ってきたゲーマーたちがもっと優しく早く楽しめるよう調整をしている。
新規コンテンツの「ドラゴンレイド」が「ギルドウォーズ2」の地域クエストと似ているように見えるが「ギルドウォーズ2」からモチーブを持ってきたのか?
位置基盤クエストを「ギルドウォーズ2」から持ってきたとは思わない。ただ、自分自身が「ギルドウォーズ2」を楽しんでたことはある(笑)
すでに「マビノギ」ゲーム内部の「図書館」にプレイ済みのストーリを再生する機能がある。これを改善して出すと言うことなのか?それとも別途の追加機能を導入するのか?
確かに図書館にその機能がある。しかし、図書館にある既存の機能をもって使うのではなくて、WEBやモバイルでも見られるよう新しい機能を追加している。図書館に抜けている部分も追加される。
ゲーム内でストーリを進行することによる分岐点は存在するのか?
ストーリ上の分岐点は存在する。この部分でゲーマーたちが選択できる部分がある。多くのゲーマーたちが望むのであればストーリの変更まで考慮できる開かれた構造である。我々が企画したのはあわせて10話を製作するが、詳細な部分はゲーマーたちの意見によって変更可能になりそうだ。
「ドラゴンレイド」の貢献度区分をどう行うのか?
その地域に入れば自動的にクエストをもらえる。このクエストは各自キャラクターが持っている才能によって「その才能を発揮せよ」というクエストだ。攻撃しなくても才能にあったこと、他のキャラクターをヒーリングやバフしてあげることによって貢献度点数を獲得できる。以後、ドラゴンが死亡する瞬間貢献度によってアイテムなどの褒章を獲得することができる。もちろん、戦闘に強いキャラクターなら戦闘クエストを受け、ダメージを与えることで貢献度を獲得できる。